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練習場

  ※練習場=ここではゴルフの練習場のこと。打ちっ放しとも言う。またはドライビングレンジ。

私はゴルフが好きである。どれくらい好きかと言えば、店をやめてプロゴルファーになってもいいくらいである。
もちろん、それだけの技術と体力と精神力があればの話。

近々コンペがあるので、練習場に行って来ました。昔、サラリーマン時代(何を隠そう脱サラです)は週1〜2回の割で通っていましたが、近頃は盆と正月ぐらいしか行きません。(と言うか行けません)
慌てて練習場に行って1〜2時間練習したところで、急にうまくなるわけでもなし、下手を確認しに行っているようなものです。

ゴルフをやらない人のために付け加えると、練習場にも色々あって、広々とした立地でのびのびと打てる所があるかと思えば、
都会でそれだけの場所が確保出来ずに、4〜5m先のネットに向かって打たなければいけないような所など様々です。
また、最近はオートティーアップの所が多く、ボールを打つと自動的に次のボールが出てきます。

これはそんな練習場でのお話。

練習場のボールは市販されているゴルフ場で使うボールと違い、耐久性を重視したワンピースボールが使われます。中まで均一な構造の硬いゴムの固まりのような物です。対して市販されているボールは2ピース・3ピースで、多重構造になっています。どちらが飛ぶかと言えば、もちろん2ピース・3ピースボールです。
もっとも、ヘボゴルファーが打つとあまり変わりませんが・・・。

普通はその練習場のネーム入りのワンピースボールが出てくるのですが、そんなボールに混じって市販されているボールがたまに出てきます。お客さんが手持ちの古くなったボールをその練習場で打つため、こんなボールが混じって出てくるわけで、大抵はメーカー名、ブランド名が消えかかったようなぼろぼろの汚れた状態です。ですが、中には新品かと思えるような物もあります。

何でこんなボールが・・・?」と不思議に思っていました。が、先日やっと判明いたしました。

私が練習していると前の打席にやって来たのは、70才ぐらいの男性。普通はその練習場で販売していますカードを買って、各打席にある機械に入れると、ボールが自動的にティーアップされる仕組みになっています。
が、その方はマイボール持参です。それもきれいなロストボールです。

またまた、ゴルフをやらない人のために付け加えると、ロストボールというのは専門の業者がゴルフ場などでロスト(紛失球扱い)となった球を集めてきれいにし、再販しているボールのことです。程度により値段が違いますが、新品のボールに比べてかなり安くなっています。

とは言え、練習場の1球あたり5円とか10円に比べたらかなり高いです。それをおもむろにスーパーのレジ袋から50〜60個程取り出すと、私の前で打ち始めました。打ったからといって拾いにいくわけにはいきません。打ちっ放しです。1球100円としても1回の練習で5〜6,000円です。

そして、最後に取り出したのは箱入りの紛れもない新品ボール。1箱3個入りで1,000円以上しそうな品。
そんなのは練習じゃなくて本番で使う物だろ〜」と思っているそばから、あっという間に3球打っておしまい。
唖然としている私に、「お先に〜」とか何とか言いながら帰っていきました。

世の中には太っ腹な御仁もいるものである。


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