緑色の鮮やかなコケなのですが、これはラン藻なのでしょうか?
    コケの発生しやすい環境というのは、どんな環境なのか教えてください。
    コケが出たのでショップで相談したら、Pカットを薦めてくれました。
    パレングラスの表面にコケが生えてCO2の出方が変わってきてます。



Q. 水槽のガラス面と砂利との境目にコケが付いて、取り除いてもすぐまた付きます。緑色の鮮やかなコケなのですが、これはラン藻というやつでしょうか?どうすれば無くなるのでしょう?
A. ハイ、多分ラン藻だと思います。ラン藻はかなりきついカビ臭い臭いがしますので、ピンセットか何かで触って、臭いを嗅いでみて下さい。このコケは他のコケのように活着性がなく、薄く膜のように広がり水草や砂利を覆っていきます。ですから、除去は簡単なのですが、繁殖のスピードが異様に早く、取り除いても少しでも残っていると、2,3日で出てきます。また、色も緑色の他にエンジ色から黒っぽい色のものもあります。ただ、コケには珍しく薬品がよく効きます。

ラン藻を完全に除去することは大変難しいのですが、不可能ではありません。かなり苦労はしますが。もし、水槽の大部分がラン藻に覆われているのならば、リセットをして全ての機材を洗う事をおすすめします。それも徹底的に洗います。当然、水草も「勿体ない」などと思ってはいけません。思い切りが大事です。

   1.とにかく見つければすぐに取り除く。「今日は忙しいから」とか、「疲れたから明日にしよう」などと思って
     はいけません。もしかすると、明日には取り返しのつかない事になってるかも知れないのです。
     これはラン藻に限らず、全てのコケに当てはまります。そして、コケを除去するうえで一番大事なことです。

   2.除去の仕方はホース、または細いチューブ等で吸い出す。ラン藻の場合これ以外の方法をとっては
     いけません。ラン藻は伝染病の様に移ります。ラン藻に触ったピンセット、スクレーパー、ネット等を
     他の水槽で使用すると、かなり高い確率で他の水槽にも発生します。
     また、発生している水槽でも広がらさない為にも、必ず吸い出してください。

   3.吸い出した部分に木酢液(ADAのフィトンギット、フミヤファームのウォーターマジック Aタイプ)等を
     ピペット、注射器等で注入する。

以上の事を、発生しなくなるまで根気よく続ける。とにかく、取り除いては予防するの繰り返しです。

薬品も木酢液の代わりに、病魚薬のグリーンFゴールドを使う方法もあります。欠点は水に黄色い色が付いてしまうことです。あと、当店が行っている方法ですが、オキシドールを使うというのもあります。これは結構効くのですが、何せ物が物だけに入れすぎには注意を。(分量が不安という方はお問い合わせください。但し自己責任でお願いします。)


Q. コケの発生しやすい環境というのは、どんな環境なのか教えてください。できれは具体的に例を挙げて教えて頂けると有り難いのですが。
A. アクアリウムを維持していくことで、大きな問題になるのがコケの発生でしょう。これの発生をゼロにすることは不可能ですが、限りなくゼロに近づけることは出来ます。これにはコケが発生しやすい環境、発生しにくい環境を探ることが第一歩になります。

コケが出てくる要因としては色々なものが関係していますが、1番大きな要因として上げられるのが水槽のバランスが崩れた時に大発生するという事です。例えば照明ですが、60cm水槽で20Wを4本という明るい環境でも、他の要素(CO2・肥料の添加量、植えられた水草の量、水替えの頻度)がそれに応じたものになっている限り、コケの大発生は見られません。ここで大事なのは光を明るくした暗くした、肥料を多めに与えた、或いは水換えをサボったなどの事によってコケが発生するのではなく、それによってバランスが崩れて発生するのだと言うことです。ですから、コケが発生した時に有効とされる水換えでも、やりすぎるとバランスは崩れます。

光量
光は他とのバランスもあるので、明るいから出やすいとか、暗いから出にくいとは一概に言えません。ですが、一般的に言って明るい方が出やすいと言われています。これには照明が明るくなればなるほど、他とのバランスが取りにくいことが上げられます。また照明時間は、長時間暗い光をあてるよりも、短時間に明るい光をあてる方がコケは出にくいとされています。

CO2添加量
これも他とのバランスで成り立っています。添加の有無は直接コケの発生には関係しないと思いますが、添加しないことにより水草の成長が悪くなり、コケが付きやすくなります。

肥料
水草の生育には必要な物ですが、過剰な投与はコケの大発生につながります。液体よりも固形のほうが細かい対応ができ、水中に養分が出にくいのでコケは発生しにくいでしょう。また、肥料の三大要素であるチッ素、リン酸、カリウムのバランスが悪いとコケの発生につながります。 

水草の殖裁量と種類
水草をたくさん植えてある水槽の方が、安定度が増してコケは出にくくなります。ただし、水草が順調よく育っていることが事が必要です。また、成長の早い種類は水中の過剰な養分をよく吸収してくれるので、これもコケは出にくくなります。

水流
これは水草水槽の場合、少ないほどコケが出にくいとされています。例えば黒ヒゲゴケなどは水流のある所ほど付きやすくなります。また、長い糸状のコケは水流に乗って他に移っていくこともあります。

フィルター
フィルターの大きさは余裕があるほどコケは出にくいでしょう。しかし、大きな物は流量もそれなりにあり、上の項で述べたようにコケは出やすくなります。水槽の大きさに応じた流量の物で、出来るだけ容量の大きいフィルターを選びます。

水温
水温は直接にはコケの発生には関係しませんが、夏場にコケが出やすいのは水温が高くなり調子を崩しやすいからだと思います。

水換え
水換え回数が少ないより多い方がコケの発生は少なくなります。ただし、これも程度問題でやりすぎると、ケイ藻が発生することがあります。

生体の数とエサの種類
水を汚さないということになれば、生体の数は出来るだけ少ない方がコケは出にくくなります。エサもハンバーグ・赤虫などの生エサよりも、乾燥エサの方が当然出にくいでしょう。また、コケを食べてくれる生体が入っている方が、出にくいのは言うまでもないでしょう。

水槽の大きさと設置場所
水槽の大きさはバランスの安定度ということになります。大きい水槽は安定すれば崩れにくいのですが、いったん調子が悪くなると元に戻すのは大変です。小さい水槽は元に戻すのは簡単な代わりに、チョットしたことでも調子を崩しやすくコケの発生につながります。設置場所は直射日光が当たらないこと。昼夜の温度差がある場合も安定度が悪くこれもコケの発生につながります。


Q. コケが出たのでショップで相談したら、Pカットを薦めてくれました。 フィルターに入れたらコケはきれいになくなったのですが、クリプトが溶けたり、グリーンロタラが根元からちぎれて浮いてしまいました。箱には水草に無害と書いてありますが、これが原因でしょうか?
A. ハイそれが原因です。お気の毒です。P-カットは別名プランツカットとも呼ばれていて緑藻類に効果を発揮しますが、水草にもものすごい効果をを発揮します。1度入れてしまうと、もう取り出しても遅く効果はある程度持続します。有茎草はたぶんダメでしょう。アヌビアス類はなんとか助かると思います。
今からの対策として、ダメもとで半月ぐらい毎日水替えをしてみてください。クリプトは葉っぱが溶けただけなので、抜かずにそのままにしておくとまた出てくると思います。


Q. パレングラスの表面にコケが生えてCO2の出方が変わってきてます。掃除の方法教えてください。
A. 水槽内にある器具類には、コケがどうしても付いてしまいます。パレングラスなどのCO2拡散器を掃除する場合は、プレート部分は絶対にこすらないでください。この場合にはADAのスーパージィ、また市販の漂白液を使い漂白処理をします。急ぐ時には原液に浸けると30分程度で、そうでない場合は10倍ぐらいに薄めた液に浸けると、半日から1日ぐらいできれいになります。あとは流水で洗い流してください。特に原液に浸けた場合は念入りに洗ってください。

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