物の呼び方は人それぞれであって、よく確認しないと会話がかみ合わないことってたまにありますよね。 ある日のこと、店に来られたのは50才前後の御婦人。 「いらっしゃいませ」 「すいません 藻下さい」 「・・・藻?・・・ですか?」 「ハイ、藻です」 「藻というとこちらにある水草のことですか?」 「ハイハイ、そうそう、これこれ」 「えーっと、どれにしましょうか?」 「強い藻はどれなのかしら?」(この質問は一番よく聞かれる) 「強い藻ですか・・・」 「んーと、それから手間がかからないで、枯れなくて、きれいで、安いもの!」 「・・・そんな都合のいいもんはナイです」 「あら、そうなの?」 取りあえず水槽のシステムをお聞きして、それに合う水草を選んでお薦めしました。 聞いてみると今までにもたくさん水草は入れたらしい。 「今まで入っていた藻はどうなっちゃったんですか?」と、相手に合わせて聞いてみた。 「それがどんどん藻が増えて困ってるのよね」 「それじゃ新たに入れなくてもいいんじゃないですか?」 「でも、藻はどんどん枯れるの」 「・・・増えて・・・困ってるんじゃないんですか?」 「藻は増えて困ってるわよ でもこっちの藻は枯れるのよ」と、御婦人は水草を指さした。 この方にとっては水草もコケも藻らしい。 ついでに、この方にとって熱帯魚は金魚らしい。 ネオンテトラを見て 「この金魚が、ウチに20匹ぐらいいるのよ〜」 「・・・ハァ、そうですか・・・・・・」
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